アカミミガメの保護譲渡活動を行っているボランティア団体「かめのおうち」の野菜部責任者の「りうか」です。個人的にリハビリと実験と趣味で野菜栽培を行っていることもあり、白山台市民農園でお借りしている畑およびこちらへの投稿を担当させていただくことになりました。
5月から畑をお借りして作業しておりますが、今回メンバー参加でジャガイモ掘りを行いましたのでその報告をいたします。
今期のジャガイモ栽培の経緯
今回、白山台市民農園さんをお借りして野菜作りを始めた理由は、カメの餌を生産する可能性を模索すること、メンバーにカメ以外の自然(野菜+雑草+虫)に触れ合う機会を設けて生態系全体への想いを持ってもらうこと、そして作った野菜の活用の可能性を探ることです。
ぶっちゃけ、当初はジャガイモを作る予定はありませんでした(笑)
というのも八戸でのジャガイモ栽培はゴールデンウィーク前には植えて8月を迎えるぐらいには収穫するものであって、4月半ばに植えようが5月末に植えようが収穫時期は変わらないんです。いつ植えても8月には枯れてイモ肥大終わる。だから遅く植えれば栽培期間が短くなってろくに収穫できなくなる。無肥料無農薬で行う私のやり方だとなおのこと、栽培期間が短いのは望ましくないですし、5月にまだ売れ残っているタネイモなんて傷んでますし、いいことはないんです。
でもそれもまた経験!!
と割り切って、メンバーに野菜作りの適期の大切さを伝えるため、遅い時期からのジャガイモ栽培を実践してみることにいたしました。
7/22試し掘り
7/28の日程でジャガイモ掘り会を行うことになったのですが、それに参加確定が1人しかおらぬため、「月曜なら参加できるもん♪」というメンバーが1名いたため7/22に試し掘りすることになりました。前日には「僕も行くもん!」というメンバーも1人増えて私を含めて計3人。
↑ということで到着です。
私のジャガイモ栽培は極浅さ逆さ植えマルチ栽培(りうか式)なので、まずはマルチを剥ぐことから始まります。
12箇所のうち今回掘るのは4箇所、そこに被っているマルチの端を剣先スコップで掘る。
側面も同じように掘る。
そしてマルチを剥いで収穫しましたが…予想通り小さいし少ないです。本来13週ぐらい欲しい生育期間がまだ9週ぐらいですからね…目測で200gぐらいですかね。4箇所中1箇所は芽かき挿し穂で極小少ししかできないこと確定だったため、実質タネ芋3個(約150g)と考えると約1.3倍にしか増えてません。実質1株平均66gぐらい。
「あぁ…早すぎたんだ…(´;ω;`)」と必死に思い込む(笑)
その後、せっかく来たので雑草取りやそれに関しての見分け方、抜き方、その時にやってはいけないことなどをレクチャー。
さらにインゲン、ダイコンの収穫、立体栽培においてのサツマイモやカボチャなどのツル管理も伝えて終了しました。
7/28ジャガイモ掘り会
そしてジャガイモ掘り会の本番!
試し掘り会より人が少ない2人での開催です(泣)
しかも前日まで雨! 普通は3日ぐらい前から晴れていないと掘れない、掘っても腐るものですが、マルチ栽培の場合はかなりの雨でもマルチの下の土はそこまでドロドロじゃないので雨の合間にイモ掘り可能となります。
到着。マルチの穴から指を入れて土の状態を確認…イケる!!
雨が降ってくるといけないので慌てて作業。地上部を切ったら剣スコで土掘ってマルチを剥ぐ。
そして掘る…意外に悪くない大きさのがあってうれしい。
雨が降る前に慌ててマルチを被せ直して端を埋める。なんとか間に合ったー
まぁ…目測1kgちょいぐらいのもんかな…8株中3株は芽かき挿し穂なので、実質5株で1株平均約200gってところ。無肥料で栽培期間が短かった割にはよく出来た方です。
このあとすぐに雨が降ってきたため、他の収穫や雑草管理等は出来ずに終了となりました。
やはりジャガイモは早く植えないと良い結果には結びつかないですね。